千葉県浦安の埋め立て地の液状化の被害

すみえ

2011年06月05日 11:30

2日は、仙台を出て、浦安市の液状化調査をしました。

駅に降り立った途端、あちこちの補修痕が目につきました。
道路と建物間の20センチほどの段差は、道路が落ち込んだだろうと
浦安市議の元木さんの説明ですが、でこぼこや波打ち歩道を
歩いていると低くなっている方に体が寄っていくようで
気分が悪くなりました。

40年前に県が埋め立てをして、今回の液状化で建物のほとんどが
被害をうけ、地盤改良をしなければ、改築をしても
住み続けることができるかという不安を
払拭することはできないという思いを抱きました。
埋め立てた県が被害補償と、地盤改良などの対策をとるべきです。

すぐ近くの3階建て住宅は,築1年というのに、住宅が沈んで、
「金城」という業者がジャッキで持ち上げる作業中でした。
1日で30センチづつあげていくが2000万の経費がかかる
そうです。住宅ローンを組んだ直後の新たな高額の借金は
生活設計を大きく狂わすものです。

元木さん宅でコーヒーをいただきましたが、赤嶺衆議院秘書の
市毛さんがゴルフボールを床におくとコロコロと台所側に
転がっていきました。

少し傾いているかという感じですが、10センチの傾きということで、
家の中で体が変になり、早く補修をしないと大変です。
第2埋め立てとの境界にある大きな護岸は、波打って、大きく傾いています。

翌3日は、内閣府の園田政務官に「泡瀬干潟の埋め立ての中止」
要請をしました。
砂で埋め立てた浦安の液状化以上に、海のヘドロで埋め立てをする
泡瀬干潟の埋め立て事業は、液状化の危険が予測されながら
「埋め立てをすすめる」という政務官の発言は重大です。

大震災復興のための莫大な財源が必要な時に、貴重な泡瀬干潟を壊す
埋め立て事業に1000億円をつぎ込むことをよしとする国民はいません。

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