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2010年06月04日

教師には子どもと向き合う時間がたりない

 昨6月3日、教育関係者と懇談の機会がありました。

 いくつかの問題点があげられましたが、学力テストについて、
全員実施から一部に変更されたが、沖縄県では
ほとんどの市町村が同テストを自前で実施している。
政府の予算があてられないため学校の先生方が採点をおこなったりと、
多忙化に拍車がかかっている。

 08年末の教育委員会の調査で、小学校と中学校教師が、勤務時間内に時間が足りず自宅に仕事を
持ち帰って行っている人が9割に上っている結果が公表されました。
 
 2007年度、沖縄県の教師は病気休職377人、うち精神疾患が153人と
類似県の4倍から6倍とダントツ病休が多いこと、30代、40代に多いが、理由はなにか。
 原因を究明して、早期に対策を立てなければ、教育そのものがが成り立たなくなる
そんな思いで聞きました。

 今年から改定された学習指導要領によって、小学校1年生から4時に下校する
長時間授業となりました。詰め込みと競争の教育が子どもの発達に
大きな弊害を及ぼしていると国連機関から是正勧告を受けた日本の教育は、
益々子どもを追い詰める方向に向かっています。
 
 教師の評価制度が導入され、管理体制のなかで、個々の教師の自由な
教育活動が制限をされています。教師の教育への情熱とロマンは、
現実の教育現場との矛盾のなかで、葛藤となり、ストレスを抱える教師が増加
していることも事実ではないでしょうか。
 
 「教師が子どもと向き合う時間とゆとり」をつくりだすための県民運動が必要です。
 


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Posted by すみえ at 14:29│Comments(0)教育
 
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