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2011年10月19日

決算委員会で県立病院の問題を質問

決算委員会で県立病院の問題を質問今議会から、決算委員会で会派内での委員の
差し替えができるようになりました。

18日は、渡久地議員に代わって県立病院の質問を
しました。

県立病院の独立法人化を食い止めて、平成21年度から23年度までに
経営健全化でき、将来の見通しがあれば独法化はしないと、県議会が
県民運動と手を結んで待ったをかけてから、次年度は白黒をつける
期限となっています。

公立病院には、採算が取れなくても県民の医療を守るために、救急医療や
小児、周産期医療、離島医療を行うための
総務省基準の税金からの繰り入れがあります。

沖縄県は、過去10年間、年平均で65億円を繰り入れしてきました。
仲井真知事は、来年度から10年間を繰り入れを50億円に減らそうとして
いますが、50億円にする根拠は全くありません。

過去10年間の繰り入れ額を問い、平均65億という答弁に、
65億円は当然の繰り入れ額ではないかとたたみかけて、
「65億円を繰り入れ基準にする」と病院局長が答弁しました。

知事は、平成24年以降、繰り入れ金を65億から50億に減らして、
不足額を医師、看護師の給与を減らしていこうとしています。
経営再建のために給与はすでに6億余も削減をされ、再建でがんばってきたのに、
高くもない給与がさらに引き下げられることは
職員の理解も信頼関係もえられません。

私は、県立病院の経営再建検証委員会への提出した県の資料で、医師や看護師の
退職金が24年度から10年間で181億円となっている根拠を
追及しました。

過去の退職者の実績、現職員の年齢構成など詳細な資料を要求したら、
18日の委員会を待たずして、担当課長が、検証委員会への提出資料は
間違いであったと訂正をしてきました。

結局、委員会では10年間で16億円を多く推計していたという訂正でしたが、
私は、もっと詳細な実態に近い計算では24億以上の減額が
出来ると指摘しました。

何より、経営再建のための検証委員の検証結果に根底から見直しが
求められたことは大問題ではないでしょうか。

県民の医療を守るための税金は削って、無駄使いの自然破壊の
泡瀬干潟の埋め立てが1000億円余かけて、再開されたのと
対照的な印象深い審議でした。


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Posted by すみえ at 16:25│Comments(0)県議会
 
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