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2014年07月12日

台風8号被害調査

台風8号被害調査
県議会の委員会のため、8号台風調査が遅れましたが、昨日は朝から夜まで浦添市と天願川、比謝川の調査を赤嶺衆議員、地元議員と行いました。

小湾川は、川の間地が中折れ状態になって、川沿いの道路が川に向かって斜めに傾いて、道路の陥没の危険があります。早急な対策が必要です。市の職員を現場に呼んで西銘健市議と対策を要請しました。

天願川は,伊盛さちこうるま市議に案内してもらいました。さちこ市議は前日も被害場所を新聞記事を手に現場調査をして連続の調査となりました。暑い中ありがとうございます。台風8号被害調査
台風8号被害調査


川の維持管理がほとんどなされていない状況で、川幅のもっとも狭い箇所にある石川宅が、向かいのゴルフ場ができて以降、何度も浸水被害を受けていること。家主さんは呆然としているように椅子に掛けて、妹さんの翁長さんが「浸水の度に調査にきた。今度は知事も調査にきたが、天井までの浸水は初めて、何とかしてほしい」と。家じゅうからかき出したがれきが外に山積になっていました。
台風8号被害調査

元県土木職員の伊芸氏の説明を受けての調査は問題点などがよく理解できる調査で有意義でした。
川崎の国道329号を川のようにして氾濫した天願川は、国道にかけた橋下に中央を分断しているボックスカルバートが
流木などを堰き止めて国道に氾濫していること。橋の問題と、川幅の拡張。石川宅周辺は極端に狭い川幅の拡張。

中間地点は、支流との合流で水量が激増して川を氾濫させたこと。

新聞の浸水は、川沿いの住宅ではなく、川から離れているが地形的に低くなったところに、川の氾濫水が急流となって流れ込み、駐車していた車を移動する間もなく急流に飲まれた、住宅の浸水もひどい。台風8号被害調査


これは、川に流れ込んでいる大きな排水路があるが、川の水かさが道路まで高くなって、排水路に川の水が逆流したのではないかという指摘でした。台風8号被害調査
台風8号被害調査


川下に可動堰が二つありました。当日はひとつの堰を解除したというが、二つとも堰き止めを解除していたら中腹での氾濫は緩和されたのではないか。台風8号被害調査


いずれにしても緊急に被害対策をしなければなりません。天願川は全般的に改修計画がどうなのか。維持管理はどうなのか。県議団で検証が必要です。

比謝川は,田仲嘉手納町議、伊佐真武読谷町議と現場をみました。嘉手納漁港沿いの民間住宅が数世帯、護岸が崩れて危険な状況。住民は避難をしているということでしたが、緊急対策が必要です。

比謝橋の被害側は山が大きく崩落して、大きな松の木などが地面に横たわっていて、足元の地面も凸凹になっていました。人家がないところですが、崩落のおそろしさをひしひしと感じました。

比謝川は、県企業局が飲料水の取水をしているため、下流に不動の堰き止めをしています。氾濫の防止には、可動式に改修したり、堰き止め場所も読谷側の排水路から合流しない地点に移動することが最善ではないかと思いました。中南部の飲料水として使われているのに生活排水を取水しているのは改善が必要です。

最後に、7時過ぎになったのですが、旧米軍読谷飛行場の返還地に県の補助事情で、広大な育苗施設が海のようになった雨水で水没をした現場で、農業者の皆さんの声を聞きました。そこは、排水施設がなく、土地はあるので沈砂池をつくれば解決できる。水没した苗は青く生き生きしているようでしたが、数日後には枯れてしまう。水没による酸素欠乏で枯渇する。となりは、植え付けをしようと思っていたところだが、台風接近ということでやっていないが、損害を免れたところだと。ここは、新しい農業を興して若者に後継者を育てる地域にしたい力強い話がありました。農業の未来のかかった地域に、県は思い切った助成をすべきです。台風8号被害調査


県内調査するところはたくさん残っています。地元の共産党議員が調査したことも併せて県議団で知事に要請をしようと計画しています。


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Posted by すみえ at 12:00│Comments(0)安心・安全
 
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