年越しテント村で相談活動

すみえ

2009年12月27日 12:02

 12月26日、与儀公園で反貧困ネットワーク主催で
自立相談と豚汁支会を行いました。

 12時から午後3時のよびかけでしたが、準備の段階から多くのかたが
訪れていました。200人の訪問者、支援ボランテイアが100人、相談を受けた人が90人余に
なったとの報告でした
。         

 日本共産党の市議も相談担当になっていますが
数日前から、県営住宅の退去相談の予約をうけていたことで、
県議団から私が相談をうけました。

 1月12日に、県営住宅の退去命令をうけた50代の男性の相談でした。
80代の母親が入院手術をして年明けに退院予定になっている男性は、
母親の年金が月2万円よ、本人は11万円から12万円の月収で生活をしているが、
数年前に生活の都合で借り入れをしたときから、月々の家賃払いが苦しくなって
家賃滞納が続いてしまいました。

 県の担当に、家賃の支払いが苦しいから、減額免除できないかときいたら、
「定職で働いているからできない」「市役所に行きなさい」といわれて、滞納がつもってしまった。
この男性の話は、昨年経験をしたケースと同じでした。県が誠実に対応して
生活困窮の実態を把握していれば、対策をとることができたのに、それをなさずに
県営住宅を退去させようとしています。        

 県政が住民の福祉を増進する行政の仕事をやっているのか、
もっともっと県民のために機能してもらうようにしなければなりません。
明日は、対策のために忙しくなります。

 もう1人のことを紹介します。長い間、本土で季節工として働いてきた50歳男性です。
今年はじめ、激しい派遣切りの嵐をうけ、仕事を失い沖縄にもどった。古里には、かえれないまま、
仕事を探しても見つからず、住むところもなく、海岸にブルシートで寝床を
つくって数ヶ月になるが、手持ち金が底をつきかけいる。近くの病院では入院をいわれている。
いろんな辛い話をかたってくれました。この方も明日、党の市会議員と生活保護申請にいきます。

 90人余の内多くの方が、年末年始を越すことができるかという切迫した状況で、
明日は、那覇市役所に集団で生活保護の申請行動が計画されました。

 寒い冬に、ひとりでも多くの人が、生活の安心を取戻すことができるように、
明日は、党の議員が各地で奮闘してくれることを期待しています。

 支援のためにがんばった皆さんたいへんおつかれさまでした。





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