いもの害虫防除

すみえ

2010年02月07日 18:08

 5名の県議団で、2月5日、県の病害虫防除技術センターを訪ねました。

沖縄県の農業の振興・発展の大きな鍵を握る、イモの害虫,アリモドキゾウムシや
イモゾウムシなどの防除研究と実践センターの施設でした。

朝10時に到着して、ちょうどヘリコプターが着陸するところにであいました。
久米島に向けて1箱150万頭の2箱の不妊虫を運び込んでいました。
久米島でのアリモドキゾウムシの根絶まで目前だということで、
不妊虫放飼を定期的に行っているヘリが
しばらくして飛び立っていきました。

不妊虫による病害虫根絶は、1972年の久米島でのウリミバエの放飼に始まって
1993年の八重山群島根絶までには92億円の経費と労力が費やされ長い道のりがあったようです。
今日、ゴーヤーが県の代表農産物になって、全国に出荷されています。

 イモ焼酎やポルシェのお菓子に芋が使われていますが、アリモドキゾウムシやイモゾウムシを根絶すれば、
イモの栽培が飛躍します。他の害虫を根絶して、農産物の加工製造業が広がります。

 安田センター長は、人材の育成が今の大きな課題と言われました。沖縄の若者が
地元農業への発展の夢をもって後継者として、がんばってもらいたいものです。
必要な予算や人材の確保のために党県議団も尽力します。


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