島根県で干拓事業を中止して再生に取り組む中海視察

すみえ

2015年01月21日 16:18

先程、米子空港発で那覇空港着のスカイマークを降りて自宅にいます。

島根県では、議会では共産党だけが反対したのに終戦直後から行われてきた干拓事業があり、それをを中止して、自然再生に取り組んでいます。泡瀬干潟の埋め立て中止のために党県議団で調査に行きました。うまんちゅの具志堅県議、泡瀬干潟守る会の前川さんも同行。

1日1便で19日は夕方に松江駅近くのホテル着。夕方、島根県議の尾村さん主催の島根と沖縄の平和連帯集会に参加。渡久地県議の沖縄の闘いの報告は映像を駆使して感動的でした。



20日午前は、県議会棟で島根県の環境政策の担当課長、自然再生センター理事長・島根大学の國井教授、水産課漁場環境グループ長安木さん等から、干拓の歴史など説明をうけ。宍道湖や中海の魚貝類が激減し、赤貝が死滅するなどがあり、干拓事業を中止し、海と中海を仕切るために造られた堤防を取り壊した経緯の説明を受けました。現在は水質の改善目標を決めて5年間で1期の計画が6期目計画中という。


午後は、中海が一望できる枕木山から広大な中海を見下ろしました。1地区で1700ヘクタール事業は当初から1100億円かけたが、昭和60年に住民32万人の干拓反対署名、数10年後にも64万人の署名が、問題があっても止められないはずの大型事業を中止させています。

中海の中には共産党の橘松江市議の地元である大根島があり、干拓事業の中で湖岸道路と橋が架けられています。椿の花で有名ということですが見ることはできませんでした。再生センターの渡部氏は、海藻を農作物の肥料にして販路を拡大する取り組みをしていました。畠のわきに生の海藻が積まれてにおいをかぐと磯の香がしました。
再生事業で、赤貝の養殖を始めた方の話も伺いました。一度壊した自然の再生がいかに時間を要するかを実感できた調査でした。共産党の尾村県議や岩田秘書には大変ご親切なもてなしを受けたことに感謝です。


関連記事