生活と健康を守る会の学習会

すみえ

2010年05月21日 22:38

 5月21日,生健会の事務所にて、学習会をおこないました。
生活保護、国民健康保険、生活福祉貸付資金など、私、西銘純恵県議、
古堅茂治那覇市議を報告者にしての学習会でした。

 参加者といろいろ意見交換したかったのですが、楽しみにしていた司法書士さんが、風邪のため
途中退席されたので残念でした。

  古堅市議の話で、働く那覇市民の35%は年間所得150万円以下、72%が200万円以下の
実態が報告されました。
 生活ができない状況にありながら、車はダメ、兄弟がいるからなど、様々な条件によって、
生活保護を申請できずにいる県民の深刻な実態があります。沖縄では、特に母子世帯では、子どもの保育
教育のために車は必需品ですが、車は認められていません。車の壁を破ることが当面の大きな課題です。
 
 古堅市議の話で、那覇市は生活保護率が30%に増えていることと、申請の書類が相当簡素化
されている事を知りました。
 
 健康で文化的な生活ができないのに、我慢に我慢をして辛い思いをしている
県民に、必要な時には生活保護の申請をと、那覇市が革新市政の時からすすめてきた
生存権をまもるための生活保護を、知らせ活用を広げる時です。

 自殺者が406人と激増している沖縄でこそ、大事な命を生活保護で救うことができるのなら
声を大にして伝えたいです。仕事がなくても、住む場所がなくても、日本の憲法には、命・生活を保障する
生活保護の制度があるのですよと。

 学習会が終わって、相談事務所に帰ったとたん、保護の申請をしていた母子の方から
却下された旨の伝言をうけました。車だと直感しました。

 健康で文化的な生活とは、かつて、テレビはダメ、クーラーはダメとされていたのを、
国民が裁判や運動で闘いとってきました。
 うるま市の方が、車保有の件で裁判でがんばっています。この方も、がんばってもらいたいです。

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