県議会最終日の採決

すみえ

2011年03月31日 18:51

 3月29日の県議会は、泡瀬干潟の埋め立て予算の削除修正が
可決されるかどうか、賛成派と干潟を守る会から傍聴者が駆けつけていました。

県民注目の中で県議会の最終日を迎えました。
共産、社民、社大、改革、民主と共に、野党
の共同修正の意思統一の下、予算委員会を終えての本会議でした。

 修正に賛成、原案に反対の立場で共産党を代表して私が討論し、
結果、泡瀬削除の修正には、改革の2人が賛成に回り24対23で
修正は否決されました。予算原案には、共産党以外の野党は、退場するなか、
自民・公明・吉田議員の賛成多数で可決されました。

 泡瀬干潟の埋め立ては、一般会計とは別に特別会計がありますが、
共産党とほか1人だけが反対で、41対6で特別会計が可決されました。

 水道の一部を指定管理にする議案は、修正に賛成、原案反対で、
共産党は前田議員が討論し、採決では、野党会議に何度か
参加しながら、本会議当日になって、民主の2人が修正に反対をして、
24対23で野党提案は否決されました。

 水道の原案には、共産党が反対しましたが、社民、社大などは退場
しました。
 昨年は、泡瀬干潟の埋め立て事業は、共産党だけ、予算の組み替え動議を
行ったのですが、今回は、野党共同で予算を削除する修正提案ができた
のは、大いなる前進です。沖縄市の見直し案は、内閣府の責任者が
統計学的なレベルにはないという杜撰なものです。控訴審裁判で、
経済的合理性を相当程度に手堅い検証が必要と指摘されてなお、
今回の指摘です。大震災によって、埋め立てられた地域が液状化している
問題が浮上しているなかで、ムダ使いの環境破壊の
泡瀬埋め立て事業はきっぱりやめて、自然再生事業にきりかえて、
泡瀬干潟をラムサール条約に登録をする方向に転換をすべきです。

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