伊江島のキク栽培農家の窮状の打開を

すみえ

2011年04月23日 11:24

 4月22日,伊江島に渡りました。船で30分。
京都の修学旅行の中学生と同舟しました。

 菊栽培農家が大震災で打撃を受けていることは経済労働委員会で
審議され知事要請も予定されていますが、
共産党県議団に伊江島の窮状を視察要請があり全員で視察となりました。

1面に咲きほこった黄色い大輪の菊が、枯れ崩れていく様は、
なんともいえない、悲しみがこみあげてきました。

 大輪の菊は人手がいり、丁寧に芽摘みをつづけている。
ほかの地域と違い、数人の人を雇って大菊に育てるのが伊江島の菊栽培だと
誇りしげに話されたのが印象に残りました。
その見事な大輪を放棄せざるをえない皆さんの心痛を重く受け止めました。

 4月末をもって、売上金の入金があるが、投入した経費を回収できるのか、
300万から400万の赤字になるのではないか、赤字をどう解決するのか、
今の生活をどうするのか、これから先のことは、今の時点で考えられない
と口ぐちに訴えられました。

本島で高校、大学に通っている子どもたちの生活費は
100万から150万かかるが、どう工面するかという
問題も出されました。

 75戸の栽培農家全員に借入を補償してもらいたいというのが、
緊急の共通の願いで、県議団は、すでに県に5項目の要請をしていますが、
無担保、無保証の借り入れの実現に全力を挙げる決意で伊江島を後にしました。

 帰りに、戦争中の砲弾の廃墟に白ゆりがたくましく揺れている写真も撮りました

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