6月議会最終日に精和病院の55床削減に反対討論

すみえ

2011年07月16日 09:51

7月14日は、6月県議会の最終日でした。

オスプレイ配備に反対決議や子育て新システムに
反対意見書を全会一致採択して閉会しました。

文教厚生委員会には県立精和病院の入院病床を55床削減する
議案に共産党と他一人を除くすべてが賛成をしています。

私は、反対討論を行いました。理由は、入院ベッドを
55床も削減することを現場の病院の医師や看護師が全く知らなかったことです。

また、沖縄県の精神医療や福祉を審議する審議会も4年間、
委員の任期が切れたまま、病床削減の審議もなされていません。

15000人の患者がいる沖縄で、九州と比較した10万人口当たりの
精神病院のベッド数は、沖縄399、鹿児島584、長崎563、
宮崎517、熊本496、大分449床と、全く少ないのです。

地域で、患者の家族が短期入院を願っても、制度上、すぐに入院
ができないため、大変な困難をかかえている例がいくつもあります。

福祉や就労支援の施設の整備などと一体となった精神病患者の
自立に向けた施策の拡充が必要です。病床削減は白紙に戻して
医療と福祉の議論をしっかりと行って結論をだすべきです。

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