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2010年07月15日

小児科医師不足の中部病院を視察

 小児科医師不足の中部病院を視察7月14日、文教厚生委員会で中部病院、
沖縄小児発達センター等を視察しました。

 小濱小児科部長の要請を受けて現場の実情調査でした。
平安山院長が、北部病院の産科医師不足で、リスクの高い
週産期医療が北部圏域にも広がっているが、職員体制は増員されていない。
医師定数の見直しで医師の増員と7対1看護体制の実現が疲弊した病院を回復させる
という訴えは切実でした。

 橋口産科部長,小濱小児科部長は、たらいまわしをしない
沖縄の医療は当たり前のようだが、奈良県の死亡事故などある。沖縄県では、特別に
中部病院の歴史と伝統が、どんな救急手術にも医師の連携で乗り越えている。
だが、医師不足や看護師不足で現場の疲弊は限界。若手がいない、10年先に
医療が継続されるのか、など各地の比較資料等で説明をうけました。

中堅の医師が若手を育てられる今、医師をふやしていかなければ
県民医療は守れないとの指摘は深刻でした。

 NICUも観ましたが、600グラムの命が、保育器の中で、小児科医師不足の中部病院を視察
生きようとがんばっていました。12床のベッドに
1人は、転院先がなく4年間治療を続けるなど、3床は何年もふさがっているので9床が
緊急対応に使われているが、対応に苦慮している実態がありました。

監視の目を休ませることのできない小さな命のあふれた部屋は狭く、
広くしたくても場所がないなど医師、看護師の職場環境としても
早急な改善が必要でした。

 次に、沖縄小児発達センターの視察をしました。
重症心身障害者が入所し、デイサービスを受けたりの施設でした。子どもたちは、
隣の泡瀬特別支援学校に通う環境で、立地条件がよく、高良センター長はじめ、
職員もてきぱきとして、気持ちのこもった対応で関係者との信頼が強いなと
感じました。

 入所施設は50床あって重症の受け入れ先となっているが、
18人の待機者がいるとの説明をうけて、
中部病院のNICUからの受け入れもできないから、病院では9床のベッド
しか稼動できないという施設問題が浮き彫りになっています。
入所施設の増設が必要ですが、「少数者」だから、声が届かないといわれ、
私は、個人の限界を超えている、障害の重い人ほど支援が必要であり、
県政の重要な仕事だと発言しました。

 発達支援せんたーは、これからの課題だと感じました。


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Posted by すみえ at 08:33│Comments(0)県議会
 
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