台風9号で壊れた泡瀬埋め立ての調査
8月5日、3時間かけて海上から泡瀬埋め立て場所を視察しました。
地元新聞に掲載された現場は、
県民の目に触れないように国が緊急補修を行っている最中でした。
中部地区委員会の機敏な計らいで県議団も調査に参加でき
たことはありがたいことです。
出発前に、すでに空中などから撮影された決壊場所などを
写真で確認して現場を見ました。
大岩が台風に飛ばされてあちこちに虫食いのように
穴があいて、護岸のてっぺんに大岩がのっかっている状況で、
もう一度の台風で護岸は崩壊するのではないかと思える、
埋め立ては不可能を証明したような惨状でした。
埋め立てて道路として敷き詰めていた砂が台風に
飛ばされて全くなくなっている様も見ました。
砂を敷き詰めても、台風の度に補修が必要となります。台風が年に
何度も襲来する沖縄で、人口ビーチの護岸を
40から50メートルの高さにしようというのでしょうか。
今後沖縄県がビーチを造る場所は、水深4メートルの広大な
海で、どこから砂を運び、どのようにして砂が流れないように
出来るのか、土台無理なビーチ構想であることは一目瞭然です。
人口ビーチで毎年年間2000万円の砂を運びいれているところがある
ようです。泡瀬ビーチは、完成しても
毎年数億円の砂の維持費や台風の度に補修費がかかる
まさに環境破壊の1000億徐の無駄使いの事業であり中止以外ありません。
埋め立て地のすぐ外には、サンゴが生きていました。
そのまま事業がすすめば死滅するのでしょう。海の生態系を
これ以上壊すことは許されません。
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