竹富町を単独教科書採択地区に決定

すみえ

2014年05月25日 17:45


21日、県教育委員会議が開催され、傍聴しました。

法律の改定を受けて、沖縄県内の教科書採択地区を
学校現場や各地の教育委員会の意見を受けて、地区の改定がなされました。

注目されたのは、竹富町が3年がかりで、文科省の政治的圧力をうけながら
決して屈服することなく問題の解決に至ったことでした。

八重山教科書問題の発端は、石垣の教育長が採択の規則を
一方的に変更して、教科書の調査員から一番評価の低い育鵬社版
を押し付けようとしたことにあります。

文科省に侵略戦争を正義の戦争だと教える教科書を強要されても、頑として
筋を通して、地域の教育者、住民と一体となって闘って政府の強権をはねのけました。

竹富町が正当に採択した東京書籍の教科書を、住民が費用を捻出して
生徒に配布してきました。それが違法だから裁判にかけると文科省が脅しても
小さな竹富町は教育を守るために頑張りました。

今後に教訓として生きる素晴らしい闘いを継続された皆さんに敬意を表します。
県教育委員会も二人の教育長が入れ変わりましたが、ぶれることなく対応
し、教育委員の各々が毅然と意見を述べられたことに心から賛同しました。

関連記事