2012年09月16日
子ども・若者支援ネットワーク講演会

立命館大学の山本教授は、日本の教育が1960年代の高度成長時代
の企業戦士として競争を勝ち抜くための教育にされ、そのころから
うつ病が現れ、今は小学生にうつ病の発症がある。いじめ、自殺問題も
克服すべき大きな課題である。
国連子供の権利委員会から、日本政府に勧告している「極度の競争教育
の改善」が重要課題ということに共感しました。
沖縄県精神保健センターの仲本先生は、うつ病の診断をするCT診断機
が沖縄県には1台もないが、脳の診断によって急性期のうつは発見できる
と言われました。
自殺を防ぐための、周囲の対応策など具体的な方法を示して
うつ病や自殺予防への対応を学習しました。
いずれにしても、貧困の克服が根本解決には欠かせません。
子供の健全な
成長のために必要な家庭環境にとって、貧困は大きな障害となっています。
貧困を原因として、うつや自殺に至る要因としていくつもあてはまるようです。
60年代から今日まで、日本社会において、金儲け第一、競争主義が加速した
結果、人として安心して生きられない日本という、世界でも稀有な国となった
と考えます。
競争教育をあらため、子供たちが学びあい、切磋琢磨し、教職員の評価制度を
廃止して、教職員と子供たちが信頼で結ばれた教育の場に変わることが必要です。
不安定就労によって生活基盤を破壊し、将来への希望を喪失させる
雇用政策を大本から変えることが必要です。
働けばだれでも、結婚できて当たり前の家庭をもつ
ことが出来る給料を保障する社会を実現することです。
経済大国の日本の富を一部の人たちが蓄えて、99%の多くの人が貧困に
喘ぐという国に人権はありません。
国民が国の主人公という声を高らかに上げましょう。
Posted by すみえ at 14:05│Comments(0)
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