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2011年08月04日

八重山教科書採択地区協議会問題の本質

八重山教科書採択地区協議会問題の本質8月4日、沖縄県教育長に緊急の申し入れを行い、
前原参事と狩俣義務教育課長が対応しました。

八重山教科書採択協議会の会長が会の規約を無視して独断専行
で教科書を採択しようとしている問題です。

沖縄戦での「住民虐殺はなかった」と否定し、日本が引き起こした戦争を美化
肯定して憲法9条と国民主権を否定する
「新しい歴史教科書をつくる会」「教科書改善の会」の歴史教科書
(出版社は自由社と育鵬社)の採択を狙ったものです。

なお、自由社の教科書は歴史年表で東京書籍の年表を盗用した著作権侵害が
露呈し、育鵬社は図版盗用が指摘されている、およそ教科書会社にあるまじき
資格失格の会社と言わざるをえません。

これらが文科省の教科書検定に合格をしていること自体、
戦後日本が出発をした「教え子に再び銃を握らせない」
という平和、民主教育を根底から覆す策動であります。

 2007年、高校歴史教科書検定で、沖縄戦で日本軍が住民を
「集団自決」に追いやった記述を削除した時、沖縄県議会、41全市町村
議会で、検定意見の撤回を求める意見書を採択、11万5000人の
県民大会で抗議をしました。岩波裁判は最高裁で勝利判決がでました。

今八重山で起こっていることは、沖縄県の教育の根本を揺るがす
重大事態であり、県教育長が、戦後教育の原点に立って、
「つくる会教科書」を沖縄県に1冊も持ち込ませない
強い決意で対処を行うべきです。








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Posted by すみえ at 22:36│Comments(0)教育
 
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